トットちゃん15~18話 涙が止まらない、胸が痛む別れの日々・・・
悲しいことばかりじゃない。ほっこりすることもあるのだけれど、それでも現実は辛すぎて、涙の日々です。トットちゃんはどうしてこうも心に響いて来るのだろう。
素晴らしいトモエ学園
子供にとって大切なのは「自由であること」というトモエ学園。個性のある子供たちを、「君たちは本当にいい子だ」と肯定してくれる。「子供に本当のことだけを伝える」「教育を他の目的のために使わない」という、小林先生の方針は戦前戦中には、まったくなじまない(というか真逆の)考え方で、これを貫き通すのは大変だったと思います。あの時代にこういう先生がいたなんて、本当に驚きです。トットちゃんは幸せ者だね。
郁夫君、ロッキー、明児君との別れ
私は「窓際のトットちゃん」も読んでいないし、いくつか作られたトットちゃんやお母さんの朝さんに関するドラマも全然見ていないので、この「トットちゃん」はまったく黒柳徹子さんのこれまでの人生を知らないで見ていることになります。なので、これだけの別れが続けて起きることの心構えもなく、そのたびにショックに涙する日々です。
同じ教室で学んでいた郁夫君。身体が不自由な郁夫君を、木に登らせてあげたトットちゃん。郁夫君にとって、木の上からの眺めは、どんなに素晴らしかったことかと思います。良かったね~と嬉しい気持ちになった後での突然の郁夫君の死・・・号泣してしまいました。。。
そして突然軍用犬として連れていかれてしまったロッキー。遊び相手であり、話し相手でもあったロッキー。もう戻って来ないだろうと、子供心にもわかってしまったトットちゃん。。。
そして、あまりにあっけなく亡くなってしまった弟の明児君。あまりに突然で、こんな事が起きるとは思ってもいなかったので、泣くより茫然としてしまいました。こんな事があって良いのだろうか、と。。。
そんな時にパパ、いえお父さまに来てしまった召集令状。面会に行くのに、乙女のようにいそいそと準備をする朝さんが微笑ましいです。面会に行ってみると、坊主頭に軍服姿で別人のようなパパ守綱さん・・・心が痛みます。
どうかどうか、戦地から無事に帰ってきてください。
それにしても戦争というのは、なんて理不尽なのだろうかと思います。人の命も心も奪ってしまう。。。
これ以上悲しいことが朝さんやトットちゃんに起きませんように、と祈るような気持ちで見ています。でも戦争はまだ続く。現時点でまだ昭和19年、まだ1年以上も続くのを、私は知っているんです。。。つらい。。。
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