朝ドラ まんぷく 新年早々に離脱しました・・・

何となくダラダラと見ていた「まんぷく」ですが、もうちょっとどうしようもないかも、と観るのをやめました。

こういう連続ものって、見始めてしまうとやめるのにもなぜか「決断力」がいるんですよね。

つまらないのでもうやめようと思いながら、結局3ヶ月も観ちゃったんです。でも昨日(1月11日)の放送を見て、すんなり「あ、もうやめた!」と思いました。

まんぷくでは泣くことも笑うこともできなかった

別に、泣いたり笑ったりするために朝ドラを見ているわけではないのですが、おもしろい朝ドラって、泣かされたり笑わされたりするものですよね。

まんぷくは、全然心に響くものがなかったんです。

繰り返される「人のためになるものを作る」というのも、空虚なセリフにしか聞こえませんでした。栄養失調の人を救うために作ったという「ダネイホン」も、思い付きでいろんなものをぶち込んだドロドロで不気味な、しかも高価な食べ物で、もちろん道端で飢えている人には手が届かないものだったし。

だいたい萬平さんが「発明家」というのも、よくわからない。幻灯機だって、根菜切断機だって、ダネイホンだって、ましてや製塩なんて、発明したわけでも何でもないし。

無理して主人公を、いえ主人公の夫なんですが(この物語、どうもヒロインの影が薄くて)、発明家だとか、人のために事業を展開する篤志家、なんていう設定にしなくても良かったのに。

モデルになった安藤百福さんは、実業家だったんですよね。お金を儲けるぞ、と。それを美談にしようとするから、おかしくなったのかなと思います。

お金を儲けようとすることは、全然悪いことじゃないんだし。

福ちゃんのキャラ

キャラ設定を、完全に間違ったと思います。って言うか、どういうキャラにしたかったのか良くわからないです。

「内助の功」というわけでもなく、「仕事を補助する」というわけでもない。

ただやたらと騒がしく、けたたましい。

「萬平さああ~ん」と、萬平を信望しているだけ。

どうも福ちゃんはみんなに慕われて、だからみんなが助けてあげたくなる人物らしいのですが、そういう場面が全く出てこないし。

それに安藤サクラさんって美人女優ではないけれど、魅力のある人だと思うんです。それがあの髪型(とくに前髪ぱっつん)と趣味の悪い服装で、その魅力を出せていないどころか落としている。どう考えても似合わないでしょ。

キャラ設定を間違ったのか、人選ミスか。

これ安藤サクラさんのせいじゃないです。むしろ気の毒な気さえします。

まんぷくの差別意識

たぶん私が昨日、「あ~、もうやめた」と思った最後の一撃は、この差別意識にもう辟易したからなのかな、と思います。

いつまでたっても止まらない、年配者を邪険にするシーン。鈴さんへのみんなの態度のひどいこと。無視するは、バカにするは。これって朝ドラで流して良いの、というレベルだったと思います。年寄りは邪険に扱って良いんだよ、って朝から全国民に流している感じがしました。

子作り催促もひどい。女性は子供を産むためだけに結婚するわけじゃないし、子供ができない人だっているんだし。一度くらい出てくる分には、まあ現実にもあることなのでと思えるけれど、これだけ頻繁に出てくるとね。これでイヤな思いをした女性は多いはずだと思うのだけれど。

女性を外見で判断するのもひどすぎ。タカちゃんに対する「蓼食う虫も好き好き」って、これ以上もない侮辱でしょう。女性の内面を褒める場面などは皆無。すべてが外見判断。

そういえば、タカちゃんをひと晩、若いむさい男たちの中にひとり残しておいて、誰も心配しないのにはあきれました。あんなの現実には、絶対ないでしょ。あったらタカちゃんは、男たちの餌食になるでしょ、普通、あの状況だったら。この場面だけではないけれど、どの場面を見ても行き当たりばったりで、考えてないよな~、と思うことばっかりなんですよね。。。

とまあ、いろいろとあるわけで、良いところも探したけれど、見つからないんだなあ、これが。

そんなに文句ばっかりなのに、なぜに3ヶ月も見ちゃったの?と聞かれたら、答えられないです。どうしてでしょうね。習慣になっちゃっていたから、ということかな。

それでも、楽しく見ている人もいるわけなので、好みは人によって違うのね、ってことですね。

楽しんで見ている人の邪魔をするつもりはないので、私はこの辺で退散ってことで。

NHK「まんぷく」公式サイト

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